ママのお友達同士でのお出かけや出先で偶然会った帰り道など、
友達の車に乗せてもらうシチュエーションはいくつかありますよね。
もちろん大人同士だけならば何も問題のないことですが、
あなたがお子様を連れている場合は注意しなければいけないことがあります。
道路交通法によりチャイルドシート着用の義務化が施行されてからは、6歳未満の幼児をチャイルドシートなしで乗車させて運転すると、特例を除いて運転者が違法とみなされ罰金や運転免許減点の対象になってしまいます。
ご自身が所有していない車に乗せてもらう場合はチャイルドシートについての決まりを知り、運転者に迷惑をかけずそしてお子様の命を守ることを最優先した選択をして欲しいと思います。
それでは、6歳未満の幼児を乗車させる時に
気をつけなければならないことについて紹介していきたいと思います。
チャイルドシートは友達の車でも付けないと違反!?その理由は?

結果から先に言ってしまうと
「友達の車に乗せてもらう場合でもチャイルドシートは付けなければなりません」
これについては、道路交通法を見ていただければ分かると思いますので
簡単にまとめていきたいと思います。
改正道路交通法には、
- 自動車の運転手はチャイルドシートを使用せずに幼児を乗車させ運転してはいけない。
- 幼児の定義は「6歳未満」、児童は「6歳以上13歳未満」。
とあります。
【例外:チャイルドシート使用義務が免除される場合】
- 自動車の構造上、チャイルドシートを設置できない場合は免除となる。
- 運転者以外で座席の数以上の人数が乗車する場合(乗車定員内)、幼児の全てにチャイルドシートを設置することができない場合は、可能な分だけ使用しそれ以上は免除となる。
- 怪我や障害のある幼児で、チャイルドシートの使用が療養上適当でない場合は免除となる。
- 幼児の著しい肥満により、
チャイルドシートを適切に使用することができない場合は免除対象となる。 - 乗車中においても、授乳やオムツ替えなどのお世話をしている間は使用義務が免除される。
- 深夜、幼児の急病で自家用車で病院に搬送する場合や、
迷子の幼児を保護して官公署などへ搬送するなど「緊急性」のある場合には免除される。
【その他】
・路線バスや貸切バス、タクシーやハイヤーなどの不特定多数の乗車客を運搬する一般旅客自動車運送事業用自動車の運転者が、旅客である幼児を乗車させるとき。
※幼稚園の送迎バスなどは免除されない。
とチャイルドシートについての規定が設けられています。
自家用車で幼児をチャイルドシートに乗せるのはもちろんですが、友達とのお出かけや習い事の帰りに相乗りさせてもらう場合なども含め、幼児はチャイルドシートに座らせることが義務付けられています。
チャイルドシートを友達の車で使うときのコツ&気をつけることは?

自家用車以外の車に乗る際にチャイルドシートを持参するのは手間ではありますが、
子どもの命を守る為にも持ち運びやすいものをひとつ持っておくと安心です。
3歳未満のお子様には作りのしっかりとしたチャイルドシートの使用をおすすめしますが、3歳以上になるとジュニアシートを使うことができますので、こちらもおすすめです。
ここで軽くて持ち運びやすいジュニアシートのおすすめをご紹介します。
【GRACO ジュニアシート ジュニアプラス メトロポリタンGR】
3歳〜12歳まで、15kg〜37kgのお子様が使用できます。
ヘッドサポートは6段階、背もたれの部分は取り外し・丸洗い可能で、お子様の成長に合わせて長く使えるジュニアシートです。
【Combi ジョイトリップ エアスルー GG NBW チャイルドシート ジュニアシート】
1歳から11歳頃まで、お子様の成長に合わせて
チャイルドモード・ジュニアモード・ブースターモードと使い分けることができます。
軽量・コンパクト設計で車内も広々使えて取り付け・取り外しも簡単です。
少しお値段が高めですが、子どもの成長に合わせてチャイルドシートから
ジュニアシートに買い換えることを考えるとコスパは良いと思います。
【トラベルベスト ECプラス】
1歳頃〜4歳頃まで使用できるコンパクトチャイルドシートです。
折りたたみ可能・軽量・取り付け簡単と、
とにかく持ち運びに便利でありながら機能性も問題ありません。
お値段も1万円以内で、旅先のレンタカー用などにも便利です。
他にも、パワーベストというベストタイプの「着るチャイルドシート」もあります。
シートタイプではないものの、
チャイルドシートよりも手軽ということもあり人気があるようです。
こちらを着用していれば、チャイルドシートと同等の扱いになりますので
運転者の違反にもなりません。
ご友人の車でお子様を連れてお出かけする際には、このような軽量タイプの
チャイルドシートを持参、車に設置してからお出かけをお願いします。
運転者の違反に関わらず、思いがけない事故から子どもの命を守る為にも
車に乗る際にチャイルドシートは必須です。
また普段は公共交通機関での移動が多く、チャイルドシートに座ることに慣れていないお子様にはちょっとした対策・コツがありますよ。
- お家の中で「特別な椅子」として、座ることに慣れる。
- ベルトの装着は手早く。ママもお家で練習しましょう。
- ベルトはキツすぎず・緩すぎず、調整する。
- 車内で飽きないように絵本やお気に入りのおもちゃを持つ。
- 車内では子どもの隣に座り、ママがそばにいることを認識させる。
子どもがチャイルドシートを嫌がるのは最初だけです。
泣くたびに抱っこしたり降ろしてしまうと、「泣けば座らずにすむ」と学習してしまいますので心を鬼にして、慣れるのを待ちましょう。
まとめ
自家用車ではチャイルドシートに座らせている子どもも、友達の車となると
油断して抱っこになったり、側に座らせてしまうということもあるかもしれません。
しかしそれではいざという時に
子どもの命を守ることができませんので、今後は注意して欲しいと思います。
個人的な話になりますが、私の子どもも小さい時ほど
チャイルドシートに座るのを嫌がっていました。
大泣きされることもあり運転中は心苦しかったですが、
しばらくすると座り心地にも慣れたのかドライブ大好きっ子に。
疲れたらそのまま眠ってくれるほどになっています。
幼い頃から「乗車中はシートベルト」をしていると、
それが習慣になり、自分自身で命を守ることにも繋がります。
チャイルドシート・ジュニアシートを卒業しても、
自らシートベルト着用できるように大人がサポートしていけると良いですね。