子供が通う幼稚園や保育園の先生に
年賀状で新年のご挨拶する親御様が増えているようです。
日頃の感謝を伝えるために年賀状を送ることは素敵ですよね。
また、お子様自身が大好きな先生に年賀状を書きたいという想いもあります。
幼稚園や保育園の先生に年賀状を出す時には「宛名の書き方」「メッセージの内容」
の他にも、年賀状を控えた方が良い場合を合わせて見ていきたいと思います。
幼稚園に年賀状を出すなら…宛名は?どんなメッセージが喜ばれる?

先生に年賀状を送る場合、園を宛先とすることが一般的です。
個人的に先生の住所を尋ねることはなるべく控えた方が良いでしょう。
また担任の先生に宛てて送る場合と、
園長先生などと連名にする場合がので以下のように書くのが一般的ですよ。
- 〇〇幼稚園(保育園)
〇〇先生(担任の先生)
- 〇〇幼稚園(保育園)
〇〇園長先生
〇〇先生(担任の先生)
- 〇〇幼稚園(保育園) 教員御一同 様
年賀状を送る場合の宛名は、「フルネーム+先生」と書く人が多いようですよ。
また、園長先生などの担任の先生よりも目上の人と連名にする場合は、
目上の先生の名前を先に書くのが一般的です。
そして、普通の年賀状ですと送る相手の名前のあとに敬称の「様」をつけますが、
「先生+様」と書いてしまうと敬称が重複してしまい誤用となるので注意です。
担任の先生だけではなく、すべての先生に宛てて送りたい時は
3つ目の「教員御一同 様」と書くのが一般的です。
このように年賀状の宛名に「〇〇先生」や「教員御一同 様」とつけた場合、
「〇〇幼稚園」のあとに「御中」は必要ありませんのでこちらも注意してくださいね。
そして年賀状の内容についてですが、
こちらはお子様の「書きたい」という気持ちを優先してあげることが大切です。
最近では年長組になると文字指導を始める幼稚園も多いようです。
お子様が文字を書けるようになっていれば、先生に向けた新年の挨拶や
メッセージなどを一緒に書いてみても楽しそうですよね。
幼稚園の先生宛てに書く賀詞に向いているものは
- 明けましておめでとうございます
- 謹賀新年
- 恭賀新年
などの、相手を敬う意味を含んだものでしょう。
「賀正」や「迎春」「新春」、「寿」「福」なども広く知れ渡っている賀詞です。
しかし、二文字・一文字の賀詞は目上の人から目下の人へ使う言葉ですので、
先生に宛てた年賀状でなくても使い方には気をつけたいものです。
またお子様が年賀状を書きたがっている場合には、
- せんせいまたあそぼうね
- たくさんあそびたいです
- はやくあいたいです
- せんせいだいすき!
- ことしもよろしくね
など、簡単な一言メッセージを書いてもらってみてはいかがでしょうか。
お子様が一生懸命書いてくれたものだと分かれば、
先生方も喜んでくれること間違いなしですよ。
文字を書くのがまだ苦手だというお子様は、絵を描いてみるのも良いでしょう。
その年の干支を描いてみたり、好きなキャラクターやシールで
デコレーションしてみても良いかもしれませんね。
ママにも何の絵か判別できない面白い作品に仕上げてくれたら
「〇〇画伯」と横に書いてみると先生もほっこり笑えるかもしれません。
最近では、子供の小さな手でも扱いやすいスタンプなども多くありますので、
そちらを試してみても可愛らしい年賀状に仕上がります。
しかし子供自身が「先生に年賀状を書きたい!」と言ってくれた場合でも、
幼稚園や保育園によっては年賀状を出さないで欲しいと保護者に通知が来ることもあるようです。
子供の気持ちを無駄にしてしまうのは可哀想ですので、
「年賀状を送ることはできないけど、学校が始まったら先生に直接渡そうね」などと
説明して、理解してもらった上で年賀状を書くと良いかもしれませんね。
また、園から年賀状を控えるように通知が来ていない場合でも、担任の先生や
年賀状を送りたい先生が喪中などのやむ終えない場合は、年賀状は控えてくださいね。
幼稚園の友達に年賀状…どれくらい仲良しなら出す?注意点は?

園の先生に年賀状を出す際には、お子様の休暇中の様子を伝えたり
普段お世話になっている感謝を込めたメッセージを書く事ができることから、
親としても積極的に準備をしようと考える方も多いと思います。
しかし、お子様のお友達だとどうでしょう?
子供同士仲が良くても、自分自身とママ友との関係のことを考えると
年賀状を出すことを迷う方もいらっしゃるかもしれません。
先輩ママの体験談の中には、
- 最初から年賀状のやり取りはしない
- 年賀状が来たら返信する
- 子供が「〇〇くん・〇〇ちゃんに年賀状をあげたい」
と言った場合だけ、お友達の親に交渉した - 家族ぐるみで仲良くしているお友達には出す
- 子供同士が「年賀状送るね!」と互いに約束していて、
そのお友達のママから約束事前に住所を聞かれた場合には送る
など、それぞれ年賀状のやり取りに関する考え方や対応の仕方にも違いがあります。
しかし、ひとつ共通していることは
「満遍なくクラスのみんなにあげる、ということはしない」ことです。
これは下記の理由からきています。
- お子様自身がクラスの全員のお友達と仲が良いというわけではない。
- ママ自身が、全てのママと話した事があるわけではない。また仲が良いわけではない。
子供同士が同じクラスでも
会話をしたことのないママに突然住所を聞くことはできませんよね。
もし自分がそのようなことをされたら「仲良くないのにどうしてだろう?」
となることが予想できるのであれば、わざわざ年賀状を出す必要はないと思います。
誰に送るのかを迷った時は、普段のお子様の交友関係や良く会話に出てくるお友達、
またそのママ友とのお付き合いの程度を考慮した上で判断することをおすすめします。
あるいは子供同士がとても仲が良く、年賀状交換の約束と住所交換までを
済ませていれば、お子様を主体に年賀状を書かせてみるものひとつの手かもしれません。
なるべく親が介入しないようにすることで、年賀状をやめるタイミングなどを
お子様自身に考えさせる事ができますし、ママの悩みの種も無くなりますよ。
まとめ
子供が幼稚園・保育園に通うと出会いやお友達が増えて嬉しい反面、
親同士の交流は避けて通れないものです。
子供同士でも、「仲の良いお友達」は成長するに連れて限定されてくるもの
だとは思いますが、今はまだ「みんなと仲良く」したい年齢だと思います。
年賀状のような親が一緒になってやり取りをする必要があるものは、
子供の気持ちを優先することも大切です。
しかし、送る相手を親が見定める必要もあるかもしれませんね。